いつの間にかメタボに
結婚した頃の夫のスマートな体型はどこへいったのか、とため息をついている奥様方が大勢いらっしゃると思います。いつの間にかズボンのベルトには腹肉が乗っかり、それでも気にせずに会社に出かける夫。
もちろんダイエットしてもらいたいところですが、本人に痩せる気がないと困ってしまいます。でも、簡単に諦めてしまうのは待ってください。上手にコミュニケーションをとって、増え続ける脂肪にストップをかけましょう。
さて、実際に妻の半数以上(56%)が夫の体型に不満があるとする調査データがあります。今やメタボという言葉も誰でも使うようになりましたが、それほどメタボの人が多いといことにもなります。
体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。この2つの脂肪は基本的に同じなのですが、脂肪の付く場所が異なります。皮下脂肪は特に下半身に付きやすく、30~40歳代の女性に多いのですが、内臓脂肪は男性に多いのです。正式には「メタボリックシンドローム」(metabolic syndrome)、つまり「代謝症候群」という意味で、内臓脂肪型の肥満(腹部肥満含む)と、高血糖・高血圧・脂質異常症において2つ以上が該当すると、そう呼ばれる状態になります。
「腹部肥満=男性型肥満」というわけで、スタイルが悪いのも大きなデメリットですが、何より健康面でも問題が起きるのですから問題です。皮下脂肪と合わせれば、ポッコリしたお腹の代表的な存在になるでしょう。さて、いかにしてこの肥満状態を解決したらいいのでしょうか?